
管理栄養士
食事の力で、
健康をサポートする
喜びを実感
A.S.さん 30代
経験と知識で、患者さまの
健康をサポート
私が管理栄養士を目指したきっかけは、ふたつあります。学生時代に父が糖尿病を患い、食事の重要性を強く感じたこと。もうひとつは、私自身が太っていたこともあって、食事管理をして体重を減らすことができたからなんです。これらの経験から、食事の大切さを実感し、栄養についてもっと深く学びたいと思いました。
以前は救急病院で働いていましたが、もっと患者さまと近い距離で予防的なケアもできる職場を求めて、クリニックに転職しました。いまは、栄養指導だけでなく、医療事務や診療補助など幅広い業務も担当しています。クリニックは総合病院よりも患者さまとの距離が近いので、個別に寄り添ったアドバイスができる点に大きなやりがいを感じています。

みんなで助け合い、
成長できる職場環境
勤め先のクリニックはとても働きやすいんです。スタッフは年齢層もライフステージもさまざまですが、みんなが協力し合う雰囲気があります。子どもの急な発熱など体調不良のときは「今日はもう帰ったほうがいいよ」って言ってくれるので、とても助かっています。また、出産や育休のタイミングも状況に合わせて柔軟に対応してもらえるので、ありがたいですね。
コミュニケーションを大切にする風土が浸透しているため、新人スタッフには教育係がサポートしますし、わからないことを質問しやすい環境も整っています。私も今はマネジャーとして、全体の調整役を担いながら、スタッフが困らないようにサポートする立場になりました。助け合う環境のおかげか、離職率も低く、長く働けるクリニックなんです。
栄養指導×訪問ケアで、
地域に貢献していく
クリニックでは栄養指導を行うだけでなく、受付事務や診療補助も担当しています。これまでの病棟勤務とは異なり、患者さまと直接関わる機会が多く、栄養指導だけでなく、薬や保険の知識も求められます。最初は覚えることも多かったのですが、こうした幅広い業務をこなすことで、栄養指導に役立つ多くの気づきを得ることができ、日々成長を実感しています。
今後は、在宅医療の分野で力を入れていきたいと考えているんです。病院での入院が減り、自宅でのケアが求められる情勢もあり、訪問栄養指導のニーズは高まっています。前職で訪問指導の経験があるため、そのときの経験を活かし、これからは在宅医療で地域に貢献していきたいですね。栄養指導を通じて、患者さまの生活を支えるお手伝いができればと思っています。

患者さまの健康だけでなく
組織を支える一助に
マネジャーになってから院長と定期的に面談を行い、経営者の視点を学ぶ機会を頂くようになりました。経営に関わる考え方や判断を直接聞くことで、組織全体の運営をより深く理解できるようになったと思います。プレイヤーとして働いていた時には気づけなかった視点を学ぶことで、より責任感を持って仕事に取り組めるようになりましたね。
食事指導を通じ、患者さまの健康改善のお手伝いができることが栄養士の仕事の面白さだと思うんです。私は自分の知識や経験が役立ったと実感したときに大きなやりがいを感じます。栄養士の仕事を探している方にお伝えしたいのは「やる気さえあれば未経験でも大丈夫」ということ。誰かの健康を支えたいという思いがあれば、やりがいを感じられると思います。