正面笑顔のG.K.さん

看護師

家庭も仕事も、
どちらも叶える
ステージへ

G.K.さん 50代

週1日の勤務でもOKな
クリニックで社会復帰

一度は出産を機に退職しましたが、子どもが中学生と小学校の高学年になったあたりから社会復帰を考えるようになりました。仕事を通じて自分が家庭以外でも役に立つという実感を得たいという思いもあったんですね。そんなときに、以前通院していたクリニックで看護師を募集していたので13年ぶりに復職しました。

いきなり毎日働くのは少ししんどいかなと思い、当初は週に1日の午前だけというシフトでした。勤務先は皮膚科と形成外科を扱う地域に密着した医療を提供するクリニックです。結婚前に整形外科の病棟で働いていたときの経験も役立っていますが、皮膚科と形成外科特有の症状や治療に適応するため、復職当初は新しい知識を学びながら働く日々でした。

患者さまにパンフレットで施術の説明をするG.K.さん

働くことで築くことができた
家族との新しい距離感

社会復帰してから、自分自身にも大きな変化がありました。以前は専業主婦として、家事や子どもの世話に追われていて、何か物足りなさを感じていたんですが、仕事に就いてからは、家庭以外で自分にもっとできることがあると気づきました。自分に自信が持てるようになっていったんです。

また、家族と良い距離感で接することができるようにもなりました。外で働くことで物事を多面的に認識できるようになったんでしょうね。家庭の中だけに目が行くことがなくなり、子どもへの接し方も穏やかになりました。

13年のブランクが
あっても、情熱は不滅

看護師は、私にとって大きなやりがいがある仕事です。患者さまが回復されて笑顔を見せてくれた時や「あなたの顔を見て安心する」と言っていただけると、この仕事を選んでほんとうに良かったと思います。また、患者さまの魚の目や爪のケアをして、きれいになった様子を見ると、達成感を味わえるんです。

患者さまの回復を間近で見守れるという点も、とても充足感があります。自分の工夫や医師との連携によって症状が改善したときには、大きな喜びを感じますし、私の出勤日を選んで通ってくださる患者さまがいると、自分の存在が役に立っているのかな、と改めて感じます。13年のブランクはありましたが、この仕事への情熱は冷めません。

医師と会話をしているG.K.さん

看護の喜びを再発見
してみませんか?

これからも、できる限り長く看護師の仕事を続けたいと思っています。現在56歳ですが、先生が「続けていいよ」と言ってくれる限りは、定年後65歳くらいまでは働いていたいですね。子どもはまだ大学生で学費も必要ですし、働きながら家族を支えていければと考えています。

看護師に向いている人って、患者さまとしっかりコミュニケーションが取れる人だと思うんですね。看護師の仕事は、年齢や状況に応じて患者さまに寄り添い、その人に必要なケアを提供すること。また、自分から学び続ける姿勢や、相手の話をきちんと聞いて信頼関係を築く力が大切ですが、資格があれば、いつでも、どこでも働ける強みがあります。女性が環境や場所にとらわれず輝ける、それが看護師という仕事だと思います。

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